子育て

BeSeTo演劇祭26+鳥の演劇祭12〜日本一危険な国宝「投入堂」にチャレンジ

今年も鳥取市鹿野の鳥の劇場で、鳥の演劇祭が始まっています。
今年は日本・中国・韓国の3カ国持ち回り開催の「BeSeTo演劇祭」も同時開催。3カ国の他にもフィンランドやフランスなども作品も上演される大きな演劇祭となっています。

昨晩は韓国の『パンソリ「オセロ」』を観劇しました。
ずいぶん早めに鹿野に到着して、町の中を散策して「週末だけのまちのみせ」を楽しみ、鳥の劇場中庭の「屋台村」で鹿野の地ビールや日本酒、焼肉も同時に満喫できたりするのがこの演劇祭の良いところです。

今日は9時スタートの、とっとり体験プログラム「日本一危険な国宝「投入堂」にチャレンジ」に娘と二人で参加してみました。
集合は鳥の劇場、ワゴンで三徳山へ向かいます。
三徳山というと遠そうなイメージでしたが、鹿野から佐谷峠を抜ける道だとあっというまに到着したのでびっくり。鹿野と三朝、こんなに近かったんだ。

下の写真、真ん中の山の中にある建造物が、これから見に行く投入堂です。
小学生の頃に登った記憶がかすかにあります。

参道は厳かな雰囲気が漂っています。これから向かうのは修業の山。
三徳山三佛寺の住職さんに山のこと、お寺のこと、これから登っていく途中にある建物のことなどをいろいろお話いただきました。

登山道入り口にある受付では、靴のチェックもあります。
登山に向かない靴、自然を傷つける恐れのある靴では入山できません。
「わらぞうり」が一番のオススメなのだそうです。

登山開始。
さっそく木の根や岩などを足場にしながら、慎重に登っていきます。

中間地点にある「地蔵堂」。縁側のようなところをぐるっと歩いて回れます。
が、下は断崖絶壁。高いところが苦手な僕はここはスルーして、娘にカメラを渡して様子を撮ってもらいました。

ん〜、なるほど。やっぱり無理。
縁側は1メートルほどの幅しかありません。

途中にはくさりにつかまってよじ登っていく所もあります。

「鐘桜堂」では鐘をつくことができます。合掌して一回つき、合掌。
しかしいったいこの場所に、どうやってこんな大きな鐘を運んできたのか、不思議で仕方ありませんでした。

「観音堂」の奥側の道は暗くて細い「胎内くぐり」と言われています。この洞窟のような道を通ると、新しい自分に生まれ変わるのだそうです。

そしていよいよ目の前に「投入堂」が!
今までの険しい登山の疲れも、すっと洗われるような光景が広がっていました。
やはり写真で見るのとは違った立体感や独特な空気感を感じます。
しばらくボーッと見入ってしまいました。

下る道もより慎重に、怪我の無いように気をつけて降りました。
だんだんと登山道にも慣れてきて、ペースアップ。次に足を進める位置もちゃんとコツがつかめてきました・・・。
ということころで無事に下山。

三佛寺の狛犬、いいかたちと表情をしています。

下りてきたところのお店で目に留まったメニュー。
ネーミングはおやじギャグ的だけどおいしそうなスイーツ。

昼食は「谷川天狗堂」さんでいただきました。

山菜を中心にした煮物や天ぷら、わさび味噌をつけて食べる三徳豆腐などなどの定食をいただきました。体をしっかり動かした後でもあり、旬の山菜を使った料理は食べると、すーっと体に染みる感じがします。

天ぷらの皿、手前はとちもち。香りと食感がすごくいい。

久しぶりの山菜料理の定食でした。三徳山までの送迎、投入堂の参拝、おいしい昼食までついたこの企画、なんてすばらしいコストパフォーマンス!
参加してよかったとしか言いようがありません!

再びワゴンで鳥の劇場に戻ってくると「どろぼうがっこう」の野外公演中でした。この演目、大好きな演目でこれまで3回か4回見ています。
ちょっとだけ見るつもりが、結局最後までしっかり楽しんでしまいました。

毎年、我が家の秋の楽しみになっている『鳥の演劇祭』。
今年もいろいろと楽しい企画や、上演、見たり、食べたり、ほんとに充実しています。海外参加の劇団の作品、鳥取で見られることがまさに奇跡的でしょう。

あと2週、まだまだしっかり楽しみますよ〜!

BeSeTo演劇祭26+鳥の演劇祭12
https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/index.html

鳥の劇場
https://www.birdtheatre.org/birdtheatre/


日曜日のサラメシ

めちゃくちゃ天気のいい日曜日、特にやることもなくのんびりした午前中だったので、同じく暇をもてあましていた娘を誘って、昼ご飯のネタを探しに「道の駅 きなんせ岩美」に行きました。

毎度、鮮魚や野菜やいろんなものが安い!

お昼は『海鮮丼』を作ることに決めて、“ぶり”“かんぱち”“しまめいか”“赤えび”を買いました。その他にスナップエンドウやら、おいしそうな旬の野菜も…

そしてできました!
見様見まねで作ってみた、“おやじの海鮮丼”(笑)

見た目はともかく、息子がすごい勢いで食べていたので、味はそんなに悪くなかったんだと思います・・・。

 

道の駅 きなんせ岩美
http://kinanseiwami.jp/


こども民藝館

今まで、ありそうで無かった企画。
鳥取民藝美術館で開催された『こども民藝館』へ行ってきました。

先生は、日本のリノベーションの草分け的な活動をされている大島芳彦さんと、鳥取民藝美術館の木谷清人さん。お二方とも、大人向けの講演などでお話お聞きしたことはありましたが、こども向けに“民藝”をどんなふうに話されるのか楽しみでした。

あらかじめ用意されていたテキスト(↓)
日本のもの、外国のもの、あわせて15の道具をとりあげて、ひとつひとつの使い方や、どうしてこのデザインになったのか等々、わかりやすく話されました。紹介された道具は実際に会場で実物を見ながら、実際に手にとりながら聞くことができたので、子どもたちも興味津々。

木の椀、土の椀に、実際にお湯を入れて飲み比べてみる息子。

パンを切ったり、蓑を着てみたり、じゅうたんの上を歩いてみたり、子どもたちはとても楽しそうでした。

講義のあとは、美術館向かいの吉田医院を見学。
鳥取の民藝運動の先駆者、吉田璋也氏のつくった空間を、親子で感じる貴重な体験ができました。

こどもの頃にこういう話が聞けたり、体験できることは、とても貴重だと思います。
ぜひ鳥取のこどもたちに、今日のような機会がたくさんできるといいなと思いました。

それと、今日医院に入ってみて改めて思いましたが、僕が幼児くらいの頃、確かにこの医院で受診したことがある気がしてなりません。先生は吉田璋也さんだったのだろうか・・・

 

鳥取民藝美術館
http://mingei.exblog.jp/

吉田璋也の世界
http://shoyayoshida.jp/