ハンセン病強制隔離への反省と誓いの碑

P1030985

写真はクリックすると拡大表示します。

作 者/池田正晰

設置場所/鳥取市尚徳町101-5 とりぎん文化会館前

設置年/2008年6月

素 材/石(黒御影),石(白御影)

サイズ/奥行き65cm 幅130cm 高さ260cm 

《周辺の空間の特長》

コンサートや歌劇、その他いろいろなイベントで利用されている「とりぎん文化会館」前。鳥取駅から県庁に通じる鳥取市のメインストリートの一角。会館の隣には赤十字病院、県立図書館・公文書館などの公共施設が多い。歩道の幅も広く、石製のベンチ等も置かれている。街路樹も美しい場所。

《作品のポイント》

鳥取県が過去、国によるハンセン病患者の強制隔離政策に従って「無らい県運動」を徹底した事実があるが、 その反省をもとに「ハンセン病問題」を風化させず、ハンセン病問題を考える拠点としてこの碑は建立されている。
白、黒色の御影石を上下に重ねてひとつの造形となっている。患者の望郷の念を表した碑文「いつの日か帰らん」がまず目に入り、作品背後に回り込むと碑についての説明文を読むことができる。最上部の端が欠けたようになっている。

トップページへ