ロマンチシスト
作 者/中岡慎太郎
設置場所/日野川河口
設置年/1988年
素 材/その他
サイズ/奥行き170cm 幅260cm 高さ400cm
《周辺の空間の特長》
日野川と日本海が交わる場所。風もよく通り、水平線がどこまでも見える。
《作品のポイント》
じっと日本海をみつめる人のような形をした彫像。
海の向こうを見つめて思いを馳せる姿から「ロマンチシスト」という名前がつけられたのだろうか。
表面は風雨で侵食して自然にできあがった造形のようにも見える。
どっしりと落ち着いた風貌から頼もしさも感じられる。
海に面した位置に設置されている。フォルム,石の素材感,費用面の筋彫られたマチエールなど,無機的なものと有機的なものが一体となって存在感を印象づける。現在のマチエールは機械による生々しいものだが,時が経つに連れて海の風を受けて浸食し,あたかも自然が作り出した造形であるかのようになっていくことが作者のねらいであろう。
1988年米子彫刻シンポジウム作品
|トップページへ|