見ざる・言わざる・聞かざる
作 者/作者不詳
設置場所/米子市立福生東小学校
設置年/不明
素 材/石(白御影)
サイズ/奥行き27cm 幅84cm 高さ47cm
《周辺の空間の特長》
中庭の隅に植えられたギンモクセイの根元に3体並んで北を向いて設置されている。
中庭は割り栗石が敷き詰められ花壇やベンチも整備されているが、彫刻はひっそりと忘れられたような感じがした。
《作品のポイント》
かわいらしい「だるま」のようなフォルムの三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)が3体並んでいるが、
右の言わざるだけが僅かに離れている。
有名な日交東照宮の三猿は、右から「見ざる・言わざる・聞かざる」の順で並んでいるが、
これは右から「言わざる・聞かざる・見ざる」の順に並んでいる。
ちなみに三猿の元となった『論語』の一節には、「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)となっているので、論語に出てくる順に左から並べたのだろう。
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