塀の内外 旅人
作 者/池田宗弘
設置場所/緑の彫刻プロムナード(鉄道記念館前)
設置年/1992年
素 材/真鍮
サイズ/奥行き76cm 幅124cm 高さ221.5cm
《周辺の空間の特長》
隣りに立って記念撮影をして欲しいという作者の願いがあるようだが、周りの垣根がそれをさせ難くしている。後ろに植えられている柳の枝とこの作品の細さが似合いすぎている。
《作品のポイント》
鉄道記念館前といこともあり、荷物1つで旅する旅人。目が印象的で、その黒い瞳はこれから向かう未来を見つめているようにも感じられるが、この旅人は老人のようなのでその未来に「死」を連想させる。
塀にもたれ掛かり,右手のナップサックを下において立ち止まっている。その表情と細長い体は,たびを続ける人生への苦悩と哀愁を表しているようだ。鉄道記念館の前に置かれるこの作品は,かつての倉吉線への追憶のメッセージが込められているのかも知れない。
緑の彫刻プロムナード特別賞
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