風と少女
作 者/山本正道
設置場所/倉吉大橋西詰親柱(上流側)
設置年/1990年
素 材/ブロンズ
サイズ/奥行き81cm 幅72cm 高さ150cm
《周辺の空間の特長》
場所的にも、マント姿の少女フォルムからも“風”を強く意識させる。
《作品のポイント》
マントを羽織り、しゃがみながら斜め下に視線をやって、じっと風に耐えて何かを待っているかのよう。また、丸みを帯びたフォルムとなで肩のラインが儚さを醸し出している。風の中で身を小さくして耐えている少女の強い意思、思いのようなものが感じられる。
全身をマントで被い,その内側はしゃがんで両手を前に組んでいるように思われる。そして顔を伏せるようにする姿と表面の暖色から,風の中でしゃがみ,マントの暖かさを感じながら安らぐ様子がうかがわれる。とても静的な作品である。しかし台座が多少高すぎるため,マントの裾のフォルムなどが見づらくなっている。
第2回倉吉緑の彫刻賞受賞作品
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